
12月17日の朝、いつものように納屋の猫たちの部屋に行くと、あれ?
見知らぬネコが1匹、ずっと前からここにいるようにごく自然にこたつに
入って寝ていました。
ここは、猫たちが寒くないように、人間用のこたつを入れていている部屋で
隠れ家のように知る人ぞ知る場所なのです。
「え?誰なの?」

え~誰?誰?
そんな言葉しか浮かばないので、一旦家に帰ることにして、玄関の風除室
の扉を開けると、似た猫がまた1匹(+_+)…
なお、びっくり!!
でも、よーく見ると、少し顔も毛色も違います。
…ってことは…2匹の迷いネコが一緒にやってきたようなんです。

げっそり痩せて、毛並みも悪く、悪臭が漂い、顔も目やにや鼻水で
ぐちゃぐちゃでした。
我が家の近くは、震災で家を取り壊して更地にしたり、山林の法面工事で
木も伐採され、民家も少なくなりました。
どこかから、2匹で一緒に頑張って歩きまわり、やっとの思いでうちに
たどり着いたのかなと思うと、とても追い出すことなどできませんでした。

ネコ軍団はいるけど、2匹ともうちの子にしようと決めました。
温かいこたつの中でゆっくりと疲れた体を休め、ペレットや缶詰をもりもり
食べて少しづつ毛並みもよくなり、体もふっくらしてきました。
でも、最初から気になっていたのは,おなかが大きく見えることでした。
まさか、妊婦だったらこどもまでは飼えない…。
そこで、むぎちゃんのかかりつけの動物病院の先生のところで避妊手術を
してもらうことになりました。

翌日引き取りに行くと、先生は「子宮も卵巣もなかったよ。だいぶ前に
避妊手術はしてあったよ。」と……。
おなかが大きかったのは、別の原因だったようです。
避妊手術がしてあるので、避妊手術済の印の左耳をVにカットしてもらい、
さくら猫になりました。
もう1匹も多分同じなのかなと思います。

2匹は同じ飼い主に捨てられたのですね…
2匹とも、とても人懐こいのです。家の中で飼われていたのかなとも
思えます。
毎朝、玄関前で私たちがでてくるのを待っています。
ごはんを食べおなか一杯になると、またこたつの中でぬくぬくしています。

お天気のいい日は、ふたり仲良く、ベンチで日向ぼっこしています。
名前は左がさくら猫の「ラッキー」右の迫力ある顔の子は「ハッピー」
にしました!
ここにたどり着いて、ラッキーだったね!これからはハッピーになると
いいね…そんな意味を込めて付けました。

動物病院の先生によると、ふたりの年齢は推定6~7歳だそうです。
この子たちの残りの人生が、今までの何倍も幸せになりますように…
うちのばあちゃん猫たちとの距離も少しづつ近づいています。
ハッピーとラッキーをよろしくお願いします!
2020年1月18日

田んぼの稲が黄金色になった9月16日、今年も家の前の道をお神輿が通りました。
例年、お囃子とともにゆっくりと走っている車列ですが、今年はこの通りのほとんどの
家の人が仮設住宅などに入居していて、住んでいる人があまり居ないからなのか、
速度が早めだったように思います。

お神輿の車が通り、1台軽トラが通り、後方から「さいせん車」もいました。
でも今年は、神主さんはいませんでした。

本来、お神輿は担ぐものだと思いますが、広範囲を回るため、車での
移動なのですね。
北海道の田舎ならではの風景だと思います。
ほんの1分くらいの通過時間なので、今年も見逃さないでよかったです。
ちょっと、楽しみにしているので…。

お神輿を見てから少し経って、市街地まで用事があって出掛けると、農協の店舗
の前では、祭事が行われていました。
お神輿が農協に到着してから、こんなふうに厳かに祭事が行われていることは
全く知らず、初めて見ました。

神主さんや、あでやかな装束の方が並んでいます。

もうすぐ、一斉に稲刈りが始まります。
今年は、春過ぎても、ずっと気温が上がらず農作物への影響も心配されましたが、
夏以降、わりと安定した気温が続き、稲も立派に育っているようでよかったです。
実りの秋です。
2019年10月8日

古い家の時は、ペットバスをお風呂場に入れて、入浴していたのですが、
トレーラーハウスのお風呂には狭くて入れられません。
でも、湯船の高さがむぎちゃんにはちょうどよく、時々こうやってシャワーを浴びて
います。

シャワーが大好きなので、ひとりでつかまり立ちしながら、おとなしく立っています。
「あ~、気持ちいい~♪」…そんな顔ですね(^O^)

トレーラーハウスのお風呂は、私たちにとっても狭いけど快適です。
むぎちゃん、破壊行動はしなくなりました。だいぶこの生活に慣れたせいでしょうか…
早く、落ち着いた暮らしができるようになるといいね…。
2019年9月6日

富良野から旭川へ。
とてもハードな一日です。
もうひとつの目的地でもある旭川市にある「ハナサクカフェ」は海上輸送用コンテナ
をスタイリッシュに改装されたサンドイッチやジェラートのお店です。

自宅をコンテナで作ろうと思っているので、最近とても多くなったコンテナのお店を
見つけると参考にしたくて寄っています。
予算の関係で、とても真似はできませんが、素敵なお店でした。

コンテナの扉の内側には自動ドアがあります。
場所は、旭川市の旭山動物園正門前の民間無料駐車場の敷地内に建っています。

店内は、白を基調としたとても素敵な店内です。
ジェラートを買い、屋上で食べました。

らせん階段を上ると、屋上のテーブル席へ。
眺めがよく、とても気持ちがいいです。

うちでもこんな素敵な場所が出来たらいいですけど…。
手作りでどれだけできるのかわかりませんが、夢が広がります。

お店の前には、ガーデンを建設中でした。
また次に来たら、もっと素敵になっているんでしょうね。また、しばらく経ってから
行ってみたいです。
2019年9月6日

富良野のラベンダーを見てから、少し足を伸ばして「青い池」まで行ってみました。
水面が青く見える不思議な池です。
美瑛町の東南部、美瑛川の左岸の標高約500mに位置し、十勝岳の麓に湧く
白金温泉から2.5kmの場所にあります。

広大な畑を過ぎ、林が続く道を進むと、道の駅があり、その先に駐車場があります。
普通車270台、観光バス27台が入れる大きな駐車場から、青い池まで大行列
が出来ていました。こんな奥の方まで観光客が多くいて驚きました。

どうして、池の水が青く見えるか…
上流の白金温泉地区で湧出している「白ひげの滝」などからアルミニウムを含んだ
水が、美瑛川の河川水と混じることによりコロイドが生成されます。太陽の光が
水中のコロイド粒子と衝突し、波長の短い青い光が散乱されるため、青く見えると
言われています。…と書いてありました。
本当に青くてきれいでした。

近くの道の駅では、「青い」商品がたくさん売られていました。
青い池牛乳ケーキとか、青い池ジュレとか…まだまだたくさんあったと思います。
青い池は、四季折々また別の美しさがあるようです。
ライトアップされた池、冬の青い池・・・見てみたいです。
2019年9月6日

美瑛町の「四季彩の丘」
広大な丘陵のお花畑は圧巻のダイナミックな美しさです。
四季折々のお花で、彩りも変わってきます。
色とりどりの虹のようなお花畑の周りには丘陵の畑や山が連なり、またすばらしい
景色になっています。

愛犬と一緒に乗れるトラクターバス「ノロッコ号」
約15分ほどかけて園内の一部を見て回れます。今年のトラクターは、かなり揺れて
乗りながら写真なんて、とっても無理でした(^^;
気が小さい愛犬むぎちゃんは、揺れのトラウマがあるので、ガタガタと震えっぱなしで
かわいそうでした。
今度は、歩こうね!

去年行ったのは、9月でしたから、この時期のお花ルピナスを見るのは初めてです。
とても大好きな花ルピナスの虹のような畑はとてもきれいでした。

むらさき、黄色、ピンク、白のルピナス。
色彩の丘には、売店やレストランもあるのですが、外国からの観光客が物凄く
多く、売り場は人、人、人…ごったがえしていてとても入れません。
駐車場には、ずら~っと、ツアー客の観光バスが並んでいます。
日本人の方が少ないみたいです。

こちらは、色違いの金魚草の畑です。鮮やかな色がまたきれいです。
駐車場の隣には、新しく手打ちそば、手打ちうどんのお店がOPENしていましたので
そこでお昼ごはんにしました。
北海道にも丸亀製麺はありますが、滅多に手打ちうどんのお店はありませんから
ちょっと、テンションもあがりました。
すごくきれいなお花畑とおいしいうどんで、とても楽しい1日でした。
2019年9月6日

7月中旬、今年もまた富良野へラベンダーを見に行ってきました。
富田ファームは、満開には少しだけ早かったけど、きれいでした。
毎年、7月の連休は最も混雑する日。富田ファームに続く道は渋滞し、駐車場に
入れるまでには相当時間がかかります。
数年前には、その渋滞にはまりこんで、ひどい目にあったのでそれ以来、連休は
避けるようにしています。
でも、ちょうど連休あたりが見頃なんですよね…。

「花人の畑」
ビオラの咲く春から四季咲きの花が咲き続ける秋まで色とりどりの花が、訪れる人を
出迎えてくれる畑なんだそうです。
この時期は、オレンジ色や黄色のマリーゴールドが色鮮やかでした。

毎年ラベンダーと同じくらい見たいのは、「彩どりの畑」
ここは、満開の時期がとてもきれいなので、満開の時に見たいところです。
今年は、ちょうど満開!!きれいでした。
七色の花が丘を彩どるファーム富田を代表する畑でもあります。
なだらかな斜面にお花の虹がとても美しい光景です。

中富良野町の町営ラベンダー園です。
ひとり乗りのリフトで山の上まで上がれます。リフトから見るラベンダー、山頂からの
景色がきれいなところで、ここにも毎年立ち寄ります。

久しぶりの寄ってみた「彩香の里」は、大幅にリニューアルされてきれいになって
いました。
売店やレストランも出来ていてびっくり!
行きたい場所全部はとても回りきれないので、今年は4ヶ所くらいでしたが、毎年
少しづつ変化している富良野周辺…
また来年も行けるかな…。来年の7月は家づくりでヘロヘロになっている時期かも
しれないから(^_^;)
2019年9月6日

毎年楽しみにしている広大な菜の花畑。
5月下旬、見に行くことができました。ほぼ満開に近く、とてもきれいでした。

隣の安平町に点在する菜の花畑です。
連作にならないように、毎年菜の花畑の場所が変わります。
今年は13ヶ所ありました。
菜の花マップを見ながら、半分以上は見られました。

菜の花畑も綺麗なのですが、丘陵の畑も多く、景色がすばらしくて、
ほんの少しのドライブでも、とてもリフレッシュできました。
こんな広大な菜の花畑を見ていると、北海道に住んでいる実感がわきます。
北海道はすごいなぁって。

去年までなかった展望台が出来ていました。
上から見る菜の花もまたすごくきれいでした。
年々人出は増えているように思いますが、混雑するという程でもありませんので、
ゆったりと菜の花を満喫できました。
また、来年…。
2019年9月6日

愛犬むぎちゃんも、震災以来、落ち着かない毎日を過ごしてきましたが、
トレーラーハウスでの生活にもすっかり慣れ、落ち着きを取り戻してきたようでした。
でも、心の中は、そうではなかったのかもしれません。
私たちと一緒にいるときは、穏やかなのですが、ひとりになると不安になってしまう
「分離不安症」という心の病なんです。
飼い主が外出するなどして、ワンちゃんのそばを離れると、急激に不安になり、
早く飼い主に帰ってきて欲しくて鳴いたり、家具などを噛んだり、気を引くために
わざとトイレと違う場所で排泄をするなどの行為をしてしまう病気です。
以前から、少しその傾向はあったのですが、震災の時に受けたショックも
大きかったのかもしれませんし、その後の屋外での暮らしは心が休まる事が
なかったのかもしれません。
震災の直後から、ひとりでいられなくなり、お留守番できる場所もなかったので、
出かける時は、何処へ行くときでも連れて行きました。
トレーラーハウスでの生活になり、やっとお留守番ができる場所ができたのですが、
外出から戻ると、玄関マットがボロボロになっていたり、破壊行動が激しくなって
きました。

トレーラーハウスも、仮設住宅です。
2年後に引き上げるときに、破損した場合は有償であることは、言われています。
画鋲の穴ひとつ開けずに、傷がつかないようにと、とても気を使って暮らしています。
カーテンも全部むぎちゃんが破いてもいいように、自分で買ったものに替えました。
そんな暮らしがまだ続きます。
破壊行動がひどくなり、壁をはがしたりすると大変なことになるので、かかりつけの
動物病院の先生と相談して、1ヶ月投薬治療を試してみましょうということになり、
薬やサプリメントを飲んでみましたが、効果はありませんでした…残念…。
薬でもだめなら、あとは色々、調べたり勉強したりして、自分たちにできること、
改善したほうが良いことは改め、治癒するように頑張っていこうと思います。
むぎちゃん、もうひとつの病気は、「胆のう嘔吐症候群」
空腹時に黄色い液体を吐く病気です。
空腹時間が長すぎることによって、十二指腸に分泌された胆汁が胃に逆流し、
その刺激により嘔吐が生じます。胆汁は黄色い液体なので、嘔吐するものも
黄色い液体になるのだそうです。
病名がわかってからは、空腹にならないように、ペレットを1日4回に分けて与えて
いるので、吐くことはなくなりました。
朝、お昼、午後4時、夜の4回。
午後4時は、忘れがちなので、どこにいても時計は必需品です。犬には割と多い
病気なのだそうですが…。
体の方は、治ることはないのでしょうが、心の病は私たちも辛いので、よくなると
いいな。
新しい家ができたら、むぎちゃんが落ち着けるおうちも作るから、それまで待っていてね!
頑張ろうね、むぎちゃん!
2019年8月9日

公費解体が始まる前にユキチャンのお家も完成させたかったのですが、
とてもとても時間がなくて遅れてしまいました。
早く作らないとね!!
土地が斜めなので、土台作りには少し苦労しました。

場所は、トレーラーハウスと鶏小屋の間です。
敷地は狭くなりますが、今までのおうちよりも、天井が高く広いんです。
壁が出来ていきます。

扉は、玄関のドアを半分に切ってつけたり、前のおうちで使っていたものを再利用
したり、壁の板は、解体された自宅の廃材を使いました。でも、なかなかいい感じに
なったと思います(^O^)
屋根を付けて完成です。

おうちは大きくなったけど、庭は小さくなっちゃいました。
重機で、自宅の解体が始まる前に引越しができてよかったです。ユキチャンも
ここは仮設住宅。
新しい自宅が完成したら、また移動だね…

ユキチャンは、自宅の解体作業が始まると、放牧にも行けず、ガシャンガシャンと
大きな音はするし、私たちの姿は見えないし、自宅は無くなっていくし…
とても不安な4日間だったのだと思います。
新しい家に引越しをしたら、今までにこんなに鳴いたことがあるだろうか…と
思うくらい鳴き続け、鳴きすぎて声も低音でかすれています。
本当に寂しかったのでしょうね。夜も不安で寝られなかったのかもしれません。

少し安心して鳴きやんでも、私たちの姿が見えなくなると、またメェ~メェ~と
鳴くんです。
今まで呼んでも来なかったのに、「ユキチャ~ン」と呼ぶと走ってきます。
性格も穏やかになってよかったなと思っていたら、今はまたやんちゃなユキチャン
に戻ってます。
トレーラーハウスの周りに、動物たちも集結!
鶏たち、ねこ達、ユキチャン、私たちが、今までより寄り添って暮らしています。
とてもコンパクトになって、私たちにとっても、心地よい暮らしです。
2019年7月26日
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