最終章

 

2018年9月6日に起きた胆振東部地震から、2年8ヶ月が過ぎ、仮設住宅に

住んでいた人は、新築した自宅へ戻ったり、復興住宅に入居した方もいます。

復旧復興工事も3月で終了し、工事関係の人の出入りもなくなりました。

私たちの生活はまだ落ち着いたものではありませんが、手作り感いっぱいの

家で、やっと穏やかな日々を過ごせるようになりました。

動物たちも、落ち着く場所ができてよかったです。

地震の事、自作の家の奮闘記、イベントに参加したことや復興の様子など

を綴ってきた「復興へむけて」ですが、これが最終回になります。

家の再建に手を貸してくれた方、ボランティアで来てくれた方、

遠くから応援や激励してくれたたくさんの方、近くで励ましてくれた友人、

たくさんの方に力を貸していただいたり、支えていただいたりしたおかげで、

穏やかな日常を取り戻すことが出来ました。

本当にありがとうございました。

それから、もうひとり大変お世話になった人がいます。

家がだいたい出来てきて、次は電気工事。でもどうしよう…

業者に頼むと相当高額だというのです。

そんな困っている状況の時に、電気工事士の友人が埼玉から道具をいっぱい

積んだ軽トラで駆けつけてくれました。

埼玉に住んでいるときに、パラグライダーで一緒に飛んでいた仲間です。

コロナの感染の危険がある時なのに4泊5日で来てくれました。

本当にありがたかったです。

希望通りに電気の配線してもらい、電力会社に一緒に行って事務手続きもして

もらいました。電気工事は、4日間かかりました。それほど大変な作業なのです。

久しぶりの再会でしたし、色々話が出来たのも楽しかったです。

ありがとうございました。

 

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思い起こせば、何度もどうしよう…どうしたらいいんだろう…と壁に

ぶち当たりましたが、その都度その都度、手を貸してくれる方が奇跡的に現れ

前に進むことができました。

自分たちに、この歳で家を自力で建てる力があったことが未だに信じられないような

気持ちです。

 

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玄関ドアを開けると土間があり、家の中はこんな感じです。

コンテナ1台分の小さなリビングで、こじんまりとしていますが、快適です。

冬も薪ストーブと床暖房で暖かく過ごせました。

その分、夏は暑くなりすぎないか心配はあります。

北海道でも、新築の家はエアコンをつける家が多くなりましたが、うちは

予算の都合であきらめました。暑かったら、窓全開にします。

 

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畳に座ってひと休み。

ミニミニライブもできますよ😊。

ミュージシャンの方はギター持ってきてくださいね(笑)

たくさんの動物たちとも、また楽しく過ごすことができるようになりました。

まだまだDIYは続きますが、これからのいろいろな事は、ブログに書き綴って

いきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

ずっと読んでいただき、ありがとうございました。

 

🏠トレーラーハウスの撤去

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昨年10月まで、仮設住宅として設置してもらったトレーラーハウスが

ついに引き上げられる日がやってきました。

入居するときは、電気工事、便槽の埋め込み、玄関の風除室の取り付け、

ストーブの設置、水道工事、プロパンガスの設置、灯油タンクの設置など

あり、ひとつひとつの作業を終えて、入居までに1か月近くかかりましたが、

撤去作業は、1日で終了…あっという間でした。

 

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物置や灯油タンク、寒さ除けの袴みたいな黄色い板や玄関の風除室が

トラックに積まれていきます。

 

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取り付けられた物を外し、本来のトレーラーハウスになりました。

あとは、引きあげるだけです。

設置されてから2年3か月の間には、本当にいろいろな事がありました。

毎日、セルフビルドの家の大工仕事中心の生活でしたが、ここに住んでいたからこそ

出来た事だと思います。

動物たちとも、離れずにずっと一緒にいられました。

携わった多くの人に感謝……。

 

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重機でトレーラーハウスを引っ張って道路に出します。

 

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敷地が狭くなっているところがあり、そこが道路に出すときの最大の難関

です。

幅がギリギリなので何度か切り返しをしながら、慎重に慎重に進んで

行きます。

 

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難関も無事に通過し、トレーラーにけん引されて目的地に向かいます。

「本当にお世話になりました。」という気持ちで最後の姿を見送りました。

 

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トレーラーハウスが無くなった場所をみると、こんなに狭いところに

住んでいたんだなぁ…と思います。

 

ねこ😸達の部屋もできました!

 

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出来ました!!猫たちの部屋が…☺

大きな窓から外を眺められる猫たちの部屋です!

どこにどうやって作ろうかと、悩みに悩んだのですが、思い描いていた以上に

いい部屋になりました。

私たちは、土間から出入りできます。

猫たちは外と部屋を自由に出入りできます。

下駄箱には座布団を敷いて、1匹づつ入れるようになっています。

 

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壁に設置した1番のboxにはペットヒーターも入っていますので、猫たちは、

見るたびにくつろぐ場所が違っています。

 

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ごはんもみんなで並んで食べられます。

階段を登っていくと…

 

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屋根裏の部屋に行けるようになっています。

最初は、スリムで活発に動けるネコたちしか階段を登れませんでした。

長老で太ってる子たちは、下の部屋にずっといたのですが、今では

おばあちゃん猫たちも、とことこと階段を登って、上まで行けるように

なって、びっくりしています。

 

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運動不足解消となり、気分も変わり、みんな楽しそうです。

私たちも、屋根裏部屋を見たり、1階の部屋をのぞいたり、楽しみが

増えました。

 

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上の階にはキャットタワーもあり、ベッドもあり、大人気です。

全員集合するとぎゅうぎゅう詰めですけどね。

 

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寒いときは、1階のペット用のヒーターが入ったベッドで、ひとかたまりに

なっています。

前の家は、隙間だらけで人間も寒かったけど、猫たちももっと寒くて

かわいそうでした。

仮設住宅のトレーラーハウスに住んでいるときは、猫たちのおうちがなく、

納屋にこたつを置いてあげたり、荷物用のハウスの一角にヒーターを

入れたケージを置いたりしましたけど、寒かったでしょうね…。

この冬は、暖かい部屋で過ごすことが出来て本当によかったです。

猫たちは、だいぶ年を取っておばあちゃんになりましたけど、1日でも

長く生きてくれたらいいですね。

頑張れ、おばあちゃん猫😸❢

 

手洗い鉢

 

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トイレの壁は、アイボリーの珪藻土を塗りました。半分から下は板を

張り、塗装しました。

もらった窓は、トイレにぴったり!

パネルヒーターもつけました。イメージ通りのトイレが出来上がっていく

のは、作業をしていても楽しいものです。

 

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ステンドグラスをはめ込んで作ったドアは前の家では開閉式で使っていた

ものですが、レールをつけて引き戸にしました。

ドアノブを取ったままになっています。引き戸用の取手をつけなければい

けないのですが、後回しになっています。

 

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棚も作り、憧れのレトロな感じの手洗い鉢も取り付けました。

実はこの手洗い鉢は、いただいたものなのです。

家を作り始めた一昨年の秋、友人と長沼町のお店にごはんを食べに行ったとき

の事です。若いご夫婦が自分たちで作り上げたとても素敵なお店で、お料理も

とてもおいしかったです。

トイレには、手洗い鉢があり素敵だったので、自分達も家を作っている

ところだったので、参考に写真を撮ってもいいかと尋ねたところ、

快諾してくださいました。それから、手洗い鉢を奥からいくつか持ってきてくれて

好みのものをくれるというのです。

震災の時、自分たちは何もできなかったから、せめてこの手洗い鉢を

使ってもらえれば…って言ってくれたのです。

初対面の私に…うそのような話ですが、本当の話なのです。

思いやりの詰まった手洗い鉢は、設備屋さんにちゃんと設置してもらいました。

蛇口は、インターネットで、買いました。

とっても気に入っています。ありがとうございました。

 

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便器は、ホームセンターや量販店を見て回りましたが、いちばん安かったのが

Amazonでした。通販で買って、設備屋さんに設置してもらいました。

前の家では、簡易水洗だったので、真冬は便槽が凍り、使えなくなる心配

ばかりしていました。それが、今は水洗トイレ…夢のようです(笑)

 

家具を作る

 

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そういえば、ほとんどの家具が地震で壊れてほとんど残っていません。

食器棚は、倒れて扉がはずれてガラスが割れて使えなくなって

しまい、処分しました。

そこで、今度は食器棚は買わずに、カウンターを兼ねた食器を入れる棚を

作りました。

 

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前の家には寝室がなかったのですが、この家では小さいけれど、寝室を

作ることができました。

仮設のトレーラーハウスでは、ずっとダンボールベッドに寝ていたので、

ベッドがない…。

やっぱり、作るしかありません…。

 

 

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骨組みを作り、針葉樹合板を張って完成!

ベッドの下には、物が入れられるようにしました。

布団が落ちないように周りにガードも付けました。

 

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ダンボールベッドは、1年半以上使いましたが、つぶれたりすることもなく

丈夫なものだと思いました。

 

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リビングには、3人座れるソファーも作りました。

ちょっと、いい感じ…。

 

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室内用のオイルステインという塗料を塗り、座る部分には、ホームセンター

で購入した低反発のスポンジを置き、背もたれはクッションを4つ繋げて

置きました。

 

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ふっかふかで座り心地がいいというところまではいきませんが、ゆったりと

座れて、とても気に入っています。

愛犬むぎちゃんは、ソファーの真ん中が指定席です。

 

ウッドデッキと煙突

 

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玄関前にウッドデッキを作ることにしました。

また、皆さんに手伝ってもらったのでどんどん作業が進みました。

まずは、重機で60cmの深さの穴を掘って土台の束石(つかいし)を埋めこみます。

 

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束石に乗せる太い木材は、古材を利用しました。とても固くて、土台にはもってこいです。

そこにツーバイフォーの角材を打ち付け、厚手の板を張っていきます。

あと、防腐剤を塗って床は出来上がりです。

 

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次に手すりと屋根の骨組みを作ります。

 

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屋根は、波板を張りました。

60cm幅の波板を少しずつ重ね合わせながら釘で打ち付けていきます。

何枚も重ねていくうちに、なぜか少しづつずれていって、ちょっとがたがたに

なったところもありますが、なんとか屋根も完成です。

 

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薪ストーブの煙突をどうやってつけるかは、今までの苦難の中でも

最も悩みの種でした。屋根を業者さんに張ってもらう時につけておけば

何も悩むことはなかったのですが、予算の都合もあったので、つけられなかった

のでした。

 

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煙突は、横が短くないと煙が出にくいし、縦の長さが長くないと煙が

出にくいので、どうしたらいいか困っていました。

そこで、考えついたのがウッドデッキの屋根を突き抜ける構造です。

 

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長い煙突を、屋根とウッドデッキの両方から針金で引っ張って支えました。

ちょっと傾いていますが…

 

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こうやって見ると、やっぱり傾いてる(笑)

これで、外側は完成です!

やっと完成!!

長かった~☺

ウッドデッキには、ベンチを置きお茶を飲める場所もできました。

天気の良い日は、猫たちがゴロゴロとひなたぼっこをしています。

 

建具を作る

 

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10月上旬、ようやく玄関に取り掛かりました。

JRFと書いてある赤紫色の部分は、JRコンテナです。

外壁を貼ってしまうと、外見からはコンテナの家だとはまったくわかりません

ので、ちょっと遊び心で、ここだけ、コンテナの側面を残すことにしました。

 

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玄関ドアはとっても高額…それじゃ、やっぱり自分で作るしかありません。

インターネットで調べたり、構想を練ったりしてしばらく考えました。

そしてやっとできたのが、これです。

 

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真ん中に猫のステンドグラスを入れ、ドアノブも猫の形です。

思い描いた通りの玄関ドアができました。

 

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内側は、壁と同じ白いペンキを塗りました。

ドアノブとは別に鍵もつけましたから、これでひと安心!

 

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猫たちの部屋のドアも作りました。

大きいガラスを入れたので、猫たちの様子が、家の中からよく見えます。

念願の猫の部屋が出来て、とても嬉しいです。猫たちも喜んでくれそうです。

 

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食品庫には、観音開きのドアを付けました。

 

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システムキッチンの端にも棚と野菜室を作りました。

狭い家なので、少しのスペースも無駄にはできません。

 

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どうなることかと思っていたけど、何とかうまく仕切り、配置することが

できました。

 

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畳の部屋は作れなかったので、廊下に畳を埋め込みました。

ホームセンターで買った安物の薄い畳ですが、畳はいいですね。

落ち着きます。

 

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いろいろ希望を形にしていくと、リビングがその分どんどん狭くなって、

結局はコンテナ約1台分のスペースになってしまいました。

こじんまりとしたリビングです。

 

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大工仕事に明け暮れていた頃、畑では菊芋の花が満開で、きれいでした。

菊芋は、花が枯れ、茎がカラカラになり、霜が降りる頃が収穫時期です。

昨年はなかなか畑仕事には手が回らなかったけど、今年は、また頑張ろうと

思います。

 

壁に漆喰を塗る

 

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土間の壁は、念願の白の漆喰を塗ることにしました。

ホームセンターに行くと、簡単に塗れる漆喰という物が売っていて、塗り方の

DVDがいつも流れているので、いつも足を止めて見ていました。

見るたびに、自分で塗れるかな?どうかな?しばらく悩んでいましたが、

思い切って購入しました。

漆喰は、水で溶いてあるタイプで、封を開ければ即塗れるのですが、

一度開けてしまうと、一気に塗らないと乾いてしまいそうで、なかなか塗り始め

られないでいたのですが、そこへまたまた救いの手が・・・。

いつも助けてくれる設備屋さんがお手本を。

 

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そして、助っ人さんも来てくれました((´∀`))

初めてとは思えないほどの出来栄えです。楽しそうに塗ってくれて嬉しかったです。

朝からずっと腕を使う作業だったので、翌日は腕が筋肉痛だったとか…

この日も、みんなの力を借りて、また一歩前進です。

 

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そして、頼もしい助っ人がもうひとり!

後日、残ったところを塗ってくれました。やはり、初めての漆喰塗りだそう

ですが、とてもきれいに塗ってくれました👏👏

本職かと思うくらいの職人みたいな後ろ姿でした(笑)

 

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手伝ってもらわなかったら、何日もかかったことでしょう。

体力的にも、持たなかったかもしれません💦

はめ込んだ欄間がとても映えますね。

 

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作業の後のジンギスカンは、おいしい!

お天気もよく、楽しいひと時でした。

ジンギスカンのしめは、マシュマロを串にさして焼きます。

これが、ちょうどよく焼けても、真っ黒になっても盛り上がる。

最後に大笑いして終わるのが、また楽しいのです。

 

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今は、こんな感じです。

窓枠もついて、ストーブも設置しました。

コンテナの家なので、天井が普通の家よりも低いのですが、土間があるから

そんなに圧迫感がありません。

いい空間が出来て、よかったです。とても気に入っています。

 

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別の日には、食品庫の棚作りを手伝ってもらいました。

棚板の中央をくり貫いて、真ん中から棚の中のものを取れるような

構造です。

ジグソーという電動工具を使い、くり貫き、切り口を磨きます。

こちらも、腕が疲れる作業ですが、一生懸命やってくれました。

 

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けっこう腕が疲れる作業が多いです。

棚板を取付けてもらった後、ドアも出来て食品庫完成しました。

 

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中央部の天井は、家の外壁と同じ板に室内用の塗料を塗ってから打ち付け

ました。それ以外の部分は、コンテナの天井をそのまま生かしました。

 

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そしてまた、ジンギスカン!

厚真町のふるさと納税の返礼品にもなっているジンギスカンが有名で、

遠方から買いにくるそうです。

うちでも、ジンギスカンといえば、このお店のものを食べています。

北海道の人は、みんなジンギスカンが大好きです!

 

外壁の塗装

 

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いよいよ家の裏側の外壁を張ります。外回りはこの部分が最後です。

いつものように、タイペックシートを張り、板を張り、防腐剤を塗ります。

何か作る度に、ペンキを塗ったり、防腐剤を塗ったりしてきているので、

ペンキ塗りは、手慣れたものです。

 

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色選びは、難しかったです。

この色で壁を塗ったら?・・・・頭の中でイメージを膨らませないといけないし、

これが良いと思って買ってきたペンキも、実際に塗ってみるとイメージ

とかけ離れていたり、変な感じになっちゃったり。

外壁は、塗料もたくさん使うので、買うのにちょっと勇気がいりましたが、

明るい色で、希望通りの色合いになりました。

8月下旬、外壁が完成しました。

 

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9月上旬からいよいよ、内装工事に取り掛かりました。

壁材は、色々と考えた末に、無垢材にしました。

段差があったり、角を合わせるのにも苦労しましたが、希望通りの仕上がりに

なりました。

 

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テレビを設置し、足場があるうちにアンテナを業者さんに取り付けて

もらいました。

とても良心的な業者さんで、なるべくお金がかからないようにと、最初は

価格の安い小さなアンテナを設置してくれたのですが、ここは難視聴地域!💦

いくつかのチャンネルが映りませんでした。

裏に山をかかえているので、電波が届かないのです。

業者さんは、一旦帰り、数日後に今度は一番大きなアンテナを持ってきてくれました。

アンテナの向きを調整し、全部の放送局の番組が見られるようにありました。

今までは、自分でアンテナを低い位置に設置していたせいもあり、映らない

放送局もあったので、見たい番組が全部見られるなんて、とてもうれしいです。

強風が吹くたびにアンテナが動き、その都度、アンテナの角度を調整するのが

大変でした。

この大きなアンテナは強風でもビクともしません。またひとつ、苦労がなく

なりました。

 

古材の再利用

 

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全壊になった家や納屋の公費解体をした時に、業者さんにお願いして、梁(はり)や

柱を残してもらいました。

少しでも材料費を浮かせたいですし、また、古い材料の良さも活かしたいと考えていました。

この欄間(らんま)は、和室にあったものです。

縁を取って、サンダーで磨き、土間の壁にはめ込みました。洋風と和風が

入り乱れ、なかなか面白い趣となりました。

 

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この梁もサンダーで磨き、オイルステインという塗料を塗りました。

洗面所の入口の柱としてまた生まれ変わりました。

天井裏で組まれていた切込みも味があります。

実際に組み込んだ柱は下の写真ですが、わかりにくいですね。

 

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この壁は珪藻土を塗っている最中です。やがて壁が白い珪藻土になります。

コンテナを組み合わせた家なので、鉄の柱がつなぎ目に立っています。

その部分を木で囲ったり、ペンキを塗ったり、剥き出しにしたり、

雰囲気で決めています。

天井は、コンテナの焦げ茶色の天井そのままです。

 

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土間から見て、いちばん目立つところに、古材の梁を使いました。以前の家の

リビングで、毎日見ていた梁です。一番のお気に入り!またこれからも

毎日見られるのが嬉しいです。

 

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まだ仮の壁状態の玄関側です。

入り口横のコンテナの壁が見えている部分はあえて仕上げ材を張らず

見えるようにしようと考えています。

この部分の壁が完成するまでにはまだまだかかりそうです。

 

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トンボもソーシャルディスタンス!

昨年は、コロナの影響で、孤独な作業が続く日々でした。でも、要所要所

で、手を貸していただきましたので、作業は着実に進めることができました。

自粛、自粛の1年で、色々な事を我慢しなければいけませんでした。

今年は明るい年になるといいですね…。

 

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