
12月に、屋根や壁に張った合板が雨や雪で傷まないように、ブルーシートを
張りました。
台風並みの強風が吹いた日には、ブルーシートがはがれてまた張りなおす
という事もありましたが、その後は心配するような天候の日はありません
でした。

次はどうするか…
今、少し考えがまとまらずにいます。
屋根は自分で張ろうかとも考えましたが、材料費もかかりますし、下手に
張って雨漏りしたらどうしよう…という心配もあり、やはり専門業者に
依頼しましたが、手の空いている業者さんがいないのです。どこも手一杯
で、できるとしても、春にならないとできないという事です。
試案のしどころです。

解体の時に、残してもらったユニットバスは高さの問題でこのままでは
使えなかったり、システムキッチンは、今までのは大きすぎて収まらない
とか、いろいろなところで、問題が発生!!
今、じっくりと問題を解決するべく、善後策を練っているところです。
目途がたたないまま日にちはどんどん過ぎていき、焦る気持ちはありますが、
私は私で、リハビリを頑張り、またバリバリと大工仕事ができるように
したいと思います。
2020年1月20日

ギャンブレル屋根を内側から見たところです。
とてもきれいに出来たと思います。屋根裏になるので断熱材を入れなければ、
いけないのですが、このフォルムをいかせれば…なんて私の希望ですが…。

屋根の次は外側の壁です。
高所での作業ですし、とても二人では難しい…と思っていたら、またまた
助っ人のみなさんに手伝ってもらいました。

板を担いで足場を上り、板を一枚一枚ねじ止めします。
枚数が多いので結構な時間がかかります。

だんだん形になってきました。
用意していた合板が足りなくなり、早朝や夕方にホームセンターに買いに
行ったりしました。あれがない!これが足りない!とその都度ホーム
センターへ
でもそのちょっと買いに行くというのも、苫小牧市や千歳市へ行かなければ
欲しいものが買えないのです。どちらへ行くのも片道30kmですから、
車の走行距離も相当なものです。
昔は札幌まで買いに行っていたので、これでも便利になった方ですけどね。

合板は、真ん中へはスイスイ張っていけるのですが、端の方は変則的な
形なので長さを測っては切り、合わない時ははまた切り、苦労しながらも
全面に何とか張り終わりました。

もう片側も同じように張っていきます。
角材を均等な幅に打ち付けてから板を張るのですが、上に行ったり、下に
行ったりしながら足場を歩き回るので、細いところを歩くのにもすっかり
慣れました。

壁ができたところで、次は内側の作業。
仮の柱を本物に代えたり、屋根の隙間を埋めたり。

土間の部分には外壁を張り、ドアをつけました。
作業中に暖をとれるよう、土間に床暖房のボイラーを設置してもらい、
簡易式のまきストーブも設置しました。

猫たちは、暖かいところがよくわかるんですね~。
さっそく、みんな集まってきました。
床暖房は24時間つけているので、猫たちは、いつもここにいます。
温かい場所ができてよかったね!

作業もひと段落して、ひと休み。
コンテナの中でもやっと暖かい場所ができてよかったです
この後私は、作業も終わり、薄暗くなったところで後片付けをしている最中に、
コンテナの床の開口した部分に見事に落ち、足は打撲で済んだものの、手を
コンテナの鉄柱に強打し、左手首を骨折しました
とう骨が折れて、ずれましたが、手術はしないで、整復で骨をもどしました。
最初の診察で戻したのに、ちょっと無理したせいか1週間後の診察では
また骨がずれていて、今度はもっと激しい整復をしてギブスで固定しました。
整復はものすごい痛みです。先生が手でずれた骨を動かすのですから、ひゃ~
助けて~・・・です。
12月から6週間、指のつけねから肘までのギブスをまいていました。不自由な
生活でしたが、少し前にギブスが取れ、今はリハビリをしています。
まだ時間はかかりそうですが、少しづつ回復に向かっています。
もう少ししたら、また作業ができるようになると思いますが、くれぐれも
けがには気を付けないといけないと痛感しています。気を抜いた時が一番
危ないということ…手元、足元、頭上、道具の扱い…いろいろなことに注意を払って
作業をしようと思っています。
2020年1月20日

次は二段目の勾配部分を付けていきます。
だんだん家らしくなっていきます。

20坪にも満たない小さな家ですが、屋根ができてくると、とても大きな家に
見えます。

片面づつ作りました。
骨組みが出来たら、合板をはっていきます。

玄関が出来る方向から見るとこんな感じです。
骨組みができたので、あとは合板を片側にはったら完成です。
ひとつひとつの工程が終わるたびに、達成感と不安からの開放感、また一歩前進!
…と思うのも束の間(^^;
また、次はどうしよう…そんな事の繰り返しです。
低予算の家ですから、予算のことも考えなければいけません。
暗中模索の家づくりはまだまだ続きます。
2019年12月12日

次はいよいよ屋根を作ります。
屋根はギャンブレル屋根です。
ギャンブレル屋根(英gambrel roof)というのは、イギリスなどのヨーロッパから
18世紀にアメリカに伝承されたとのことです。
北海道では農家の納屋や牧場の厩舎にとても多く使われていて、まさに北海道を
象徴するような屋根の形状です。

この場所に建っていた納屋は、ギャンブレル屋根でした。
家が全壊になり、どうしようか考えた時、納屋を自宅に改築して住もうとも思いましたが
取り壊さなければ危険な建物となり、計画は実現しませんでした。
建物は失くなってしまいましたが、屋根は納屋と同じギャンブレル屋根にしたかっ
たのです。
本当に作れるのかどうかが、最初から少し心配でした。
大工の棟梁に、教えてもらったり、手伝ってもらったりしながら、どんどん
出来上がっていきます。
真ん中に柱を立てました。高さは3.5m。かなりの高さです。

二段の勾配がある屋根なので、まず骨組みになるものを作っておきます。
角度を付けて切った板をネジ止めします。

夫婦仲良く、流れ作業です。
どんどんできていきます。

家の構造の部材にはそれぞれ名前があり、自分で作っているのだから勉強して詳しくなるはず
なのですが、あまりにも色々な名前がありすぎて、とても覚えられません。
まずはギャンブレル屋根の上の勾配の緩やかな部分を1本ずつネジ止めしていきます。
高所作業になるので、足元にも気をつけなければいけません。

ちょっと大変でしたが、何とかできましたよ!
作業は順調です。
2019年12月12日

土間のコンクリートも乾き、足場を業者さんにお願いしました。
いよいよ、屋根に取り掛かれます。

11月下旬になると、雪が降る日も多くなり、日毎に寒さも厳しくなります。
まだ、根雪にはなりませんが、少し寒さに負けそうになります。
暖かい部屋で、ぬくぬくしていたいところですが、気持ちを奮い立たせて、厚着をして
外に出ると、頑張れるものですね…(^O^)

真冬前に屋根を付けて家の周りを囲めば、暖房を入れられます。
冬の間にコツコツと中の壁や床を張っていこうという計画です。
多少遅れ気味ではありますが、何とかなりそうな気がします。

足場屋さんは、あっという間に組み立てて作業終了です。
これで、屋根作りに取り掛かれます。

足場は、ぐるっと家の周りを一周しています。
基礎とコンテナの間に通気口を設置したり、隙間にウレタンを吹き付けて塞いだり、
細かい作業がたくさんありますが、それも少しづつ終わらせています。

足場の一番上まで行くと、とても眺めがいいですよ。
ちょっと、怖いけど…。
2019年12月4日

先日、みんなに手伝ってもらって完成させた床暖房のチューブの上に、4回目の
コンクリートを流し入れました。
これでコンクリートは最後です。

前回までと同様、まずはポンプ車がやってきて準備を整え、流し入れる時間
ぴったりにコンクリートミキサー車がやってきました。
ミキサー車が作業している間、コンテナの上では次の工程の屋根を張るための
柱を立て始めています。

基礎と違って、一面に敷き詰めるので、どうやってやるのか興味深々でした。
長靴が埋まってしまうのではないかと…。

コンクリートを流し入れたら、トンボという道具で均していきます。
11月下旬になると、雪の日が多くなりますから、天気予報を見ながら、流し入れる
日を決めました。
雨や雪が降らなくて、プラスの気温の日じゃないと、コンクリートの固まり方に影響が
でるからなんです。

日にち選びは見事に当たり、直前まで降っていた雨もあがりました。
やはり、誰かが晴れ男なのでしょう。

トンボで均した後、最後にへらできれいに仕上げして完成です。
床暖房が入った暖かい土間が完成しました。
2019年12月3日

11月8日の朝、うっすらと雪が積もっていました。初雪です。
外での作業も、寒くて辛い日が多くなりました。
でも、弱音をはいてはいられませんね…

コンテナの開口した面に、壁を作りました。
中央部には、解体現場からもらってきた大きなガラス窓をはめ込みます。
鉄工関係の作業では、ちょっと一苦労でしたが、木工作業になると慣れていますから
割と早く出来上がりました。

ガラスも入り、少し家らしくなってきました。
奥の方も同じように壁を作ります。

ちょっと狭いけど、ここはリビングになります。

問題は、屋根…
どうしたらいいか悩んでいたのですが、宮大工の棟梁に作り方を教えていただき、
だいぶ不安が解消されてきました。
屋根の形は、ギャンブレル屋根。北海道の農家の納屋や、厩舎に多く見られる
形です。
半壊で、取り壊しになってしまった納屋がこの形でした。
地震後、自宅が全壊して住めなくなったので、一時は半壊の納屋をリフォームして自宅にしようと考えました。
しかし、徐々に傾きが大きくなり諦めたのですが、せめてその納屋の屋根の形を残したいと
いう思いから、少し大変ですがこの形の屋根を作ることにした訳なんです。

これからは、高いところの作業が多くなります。
はしごでの昇り降りですから、気をつけなくてはいけませんね。

屋根の形ができれば、家の中側の作業は、寒風にさらされることもなくなります。
なるべく早くそこまで作れるよう頑張らなくちゃ!
今日、また雪虫が飛んでいました。いよいよ本格的な雪の季節がやってくるのか
もしれませんね。
2019年11月15日

10月31日、配管工事も終わり、いよいよコンテナの設置です。
この日、5人の方に手を貸していただきました。
中心の方には、何度も足を運んでもらい、どうしたら作業がうまく進むかをいろいろと
考えていただきました。そのお陰で、何のトラブルも無く、作業はスムーズに進み
ました。

コンテナにワイヤーをかけて、20tトラックのユニックで吊り上げました。

ちょっと心配だった吊り上げ作業も、うまくいきました。

設置場所の上まできたら、ユニックのコントロールを微調整して、下ろす
場所までもっていきます。

基礎には、コンテナを固定できるように、ボルトが埋め込んであるので、コンテナの
穴をボルトにはめ込みます。
ボルトも穴の位置にぴったりでよかったです!

角と角に設置し、3個目は、真ん中に置きます。

上からすーっと間に入りました。
しかも、左右の隙間が見事に均等に3センチづつです。
順調、順調!!

作業時間は、1時間半。
あっという間に作業は終了です。

無事にコンテナが設置されました。
今まで基礎だけ見ても、広さがよくわからなかったのですが、こうやって実際に
置いてみると、小さな家ですね(^O^)
真ん中の空間は、玄関になり、土間になります。

10月中にコンテナを設置できれば…という目標も達成!
忙しい毎日でしたが、何とかここまでやり遂げる事ができました。
ドアを取ってしまった部分は、木で壁を作り、ガラス窓をつけます。
これで、ようやく半分できましたが、まだまだ完成までは長い道のりです。
この次は、屋根をかけます。
大量の木材を切断し、組んでいきます。
高いところの作業にもなりますし、とても大掛かりですから、うまくできるかどうか、また
心配になります。
次の目標は、11月中に屋根をかけることでしたが、これは少し無理かもしれません。
雪が降るまでにはなんとかしたいところです。

猫たちは、新しい家に興味深々!
地下に潜ってみたり、ウロウロしたり。
でも、壁が鉄だから上に上がることも、爪を研ぐこともできないからちょっと不満げ!
早く、猫たちの新居もできるように頑張らないと…ね!
2019年11月12日

週末、埋め戻し作業が進む中、別の場所では、コンテナの開口作業が
行われていました。
5個のJRコンテナをコの字型に置くのですが、扉を取ったり、壁を取ったりするのは、
専門の業者さんにお願いしました。

自分たちでやろうと思い、目をガードするメガネやヘルメットなども用意したの
ですが、扉は大人6人がかりで持たないと持てないくらいの重量があり、
扉の切断作業中に、倒れたら怪我をするかもしれないし、小型のサンダーでは
とてもとても時間がかかるので、自力の作業は諦めました。

扉は、鉄の溶接で頑丈に取り付けられています。
蝶番の軸をサンダーで切り取って外してもらいました。
コンテナ同士をつなげて空間を作るために、全面開口すべき壁があります。
壁の開口は、プラズマ切断機という工具で、切り取ってもらいました。

作業は1日の予定でしたが、けっこう大変で2日間かかりました。

コンテナの重量は1.5t。
ドアだけでもとんでもない重さです。取り外したはいいけど、重くて動かせません。
大人6人で、全部のドアを運び、ようやく作業は完了です。

窓の部分は、設置のときの強度不足を考慮して、設置してからくり抜くことにしました。

基礎の工事が終わり、コンテナの開口も準備完了し、設置できる状態になりました。
次はいよいよ、コンテナの移動です。
2019年11月6日

いよいよ、基礎に関わる最後の工程です。
土間にコンクリートを入れるための鉄筋を組んだり、床暖房用のパイプを配置します。
まずは、基礎の横面に鉄筋を固定するための穴をあけます。
次にスタイルホームという厚みがある断熱材を敷きます。
鉄筋をちょうどいい長さに切っておき、たて横に組んでいきます。

鉄筋同士を結束線で組んでいきます。
何とか今日中に仕上げたいけど、日が短くなり、5時には真っ暗になってしまいます。
ピッチをあげてやっていると、助っ人がまた二人きてくれてみんなで作業!!
設備屋さんも加わって、やっと完了!
さすがに本職の方は、早い、早い!あっという間にクルクルっと縛っていきます。

日が傾いてきて、焦ります。
床暖房用のお湯が通るチューブを鉄筋に縛って固定します。
縛り終わるのが先か、日が落ちるのが先か…競争です。

作業が終わる頃には、もうあたりは真っ暗。
ヘッドライトをつけての作業になりましたが、何とかこの日のうちに作業を完了
することができました。
手を貸してくれたみなさん、ありがとうございました。
あとはここにコンクリートを流し込むだけです。よかった!!
2019年11月5日
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