ハスカップ
ハスカップは、ベリー類の一種で和名はクロミノウグイスカグラと言います。もともとは、
苫小牧近郊の勇払原野に自生していたそうで、昔は厚真町からもかごを背負って、勇払原野
までの相当な距離を歩いて、ハスカップの実を摘み取りに行ったんだそうです。
厚真町の特産品でもあり、今では庭にハスカップの木が植えてある家はたくさんあります。
7月上旬になると、ハスカップ農園では、直売もしますし、摘み取り園もOPENします。
我が家の並びにも何軒か摘み取りをできるところがあり、お客さんで賑わっています。
家へ向かう道には、こんなのぼりが立っています。
これがハスカップの実です。
ハスカップは、摘み取ってしまうと追熟されないので、よく塾した実を探して摘み取り
ます。そしてデリケートなので、一度さわって、その実を摘まないで次に見たときには
以前にさわったものだということがわかるくらい、とてもデリケートなのです。
熟したものは、濃紺のような色をしていますが、うっかり熟していない実を引っ張ると
実が割れて、果汁で手が真っ赤になってしまいます。
小さい実なので収穫にはとても時間がかかります。
ハスカップは、強い抗酸化力を持つことで知られるアントシアニンをとても多く含んでい
て不老長寿の実と言われるハスカップの語源は、ハスカップの実を指すアイヌ語のハシカプ
に由来するのだそうです。
木によって大粒のものから小粒まであり、実も甘いものからすっぱいものまで、いろいろ
です。食べ方としては、ジャムにしたり、果実酒にしたり、濃縮ジュースにしたりします。
冷凍のものは一年中売られていますが、生で食べられるのは、収穫の時期だけです。
とても貴重な実なんですよね。酸味が強い時は、お砂糖をかけて食べるのおすすめです。
2014年7月22日