3月初旬の大雪で端から端までつぶれてしまったビニールハウスは2棟。
まだまだ、家の内装、大工仕事、畑の準備と忙しい中でビニールハウスを
撤去して新しく建てるとなると、時間も費用も大変です。
そこで、ジャッキでパイプを持ち上げて、復活させようと考えました。
最初は、うまくいかなかったのですが、失敗するたびに改良を加え、
1本また1本と直していきました。
ふたりでパイプの両端を持ち上げ、ジャッキに棒をセットし、持ち上げ
ていき、支えの棒を入れていきました。
力仕事なので体力が続かず、何日もかかりましたが何とか使えるよう
になりました。
高さも違い、がたがたで、元のようなきれいな形には戻らず、真ん中の
棒がちょっと邪魔ですが、仕方ありませんね。
とりあえずは今シーズン限定ということで、秋には新しいビニールハウスを建てる予定です。
でも、使えるようになってよかったなぁ!!
2021年5月14日
4月になっても、まだ-5℃になる日もあり、畑仕事も出来そうで出来ない
日が続いていましたが、ようやく最低気温がプラスで推移しているので
畑を耕しました。
枯草だらけだった畑も、こんなにきれいになりました。
ジャガイモを植える準備です。
今年は、品種も減らし、作付面積も少なくなりました。
昨年は、上段の畑に植えたジャガイモは、シカに茎を抜かれたり、
ジャガイモを食べられたりしてほとんど収穫できなかったので、上段に
植えるのをやめたからです。
毎日、畑にはシカの足跡があり、また今年も被害が多いのかと思うと
不安が広がる始動ではあります。
例年、ポットで作る苗も、今年はハウスがつぶれてしまい、できな
かったので、種芋は直接土に植えました。
毎年酷使されているのに、故障もせずに頑張ってくれる小さな耕運機。
今年も健在です。
耕運機に「培土器」という土を掘るパーツを取り付け、土を掘ります。
じゃがいもの芽出しをして、準備は万端です。
種芋を植え、あとは遅霜が降りないことを願いながら、芽が出るのを
待つばかりです。
耕した畑には、鳥たちがやってきます。
土の中にいた小さな虫やミミズなどを食べに来るのです。
必ず最初にやってくるのは、カラスです。
この日は、カラスとセキレイが一緒にきました。
畑にまいたぬかの上には、つぐみがきています。
「デデッポッポー」と鳴くキジバトもやってきました。
畑に枝豆の種をまき、芽が出てくると、キジバトが芽を食べてしまうので
困ります。
以前、枝豆の芽が出てきたと思っていたら、翌日見事に芽が食べられ
ていました。誰の仕業かわからなかったのですが、ある時、犯人の
キジバトを見つけたんです。
それからは、畑に直接種はまかずに、ビニールハウスで苗を作り
畑に移植することにしました。
少し大きくなってからの苗は無事にすくすくと育ちます。
収穫の時期には、アライグマの被害との戦いが待ち受けていますが…。
少し前まで、🥔無農薬のじゃがいも栽培は、病気との戦いですが、
今は病気+動物との戦いです。
丹誠こめて育て、楽しみにしていた収穫の時に畑が荒らされることが
ここ数年続いていますが今年はどうなることか…。
たくさん収穫できるといいなぁ…。
2021年5月14日
畑には、毎日シカの新しい足跡がついています。
ジャガイモの小さな芽が出ている以外は、まだ何もないのに、毎晩
変化はないか、何か植えていないかチェックに来るようです。
今年、初めてマルチを敷いて、イチゴの苗を植えました。
シカはイチゴまでは食べないだろうと思っていたら…考えが甘かった(-_-;)
翌朝には、葉はみんな食べられていました。
上の畑に続く坂道から、畑に入ってくるところは、斜面がどんどん
崩れていきます。
昨年と同じように、今年もまたジャガイモの芽が出たところを種芋
ごと抜かれました。
食べるわけでもないのに、意地悪なことをするんですよ。
朝、畑を見に行くとあちこちに無残に転がっている種芋…
「やられた…」そんな言葉しかでてきません。
これは、シカにけんかを売られているようなもの。
やられっぱなしで黙って見ている訳にもいきません。
戦わなければ……!!
夫のもうひとつの仕事は、システムエンジニア。ソフトウェアも
ハードウェアも設計して、製造します。
害獣駆除の装置も作っていますので、シカが畑に降りてくる場所に
センサーを付け、シカを検知したら家の中のスピーカーから警報音が
聞こえるシステムを作りました。
シカは夜やってきます。しかも人間が寝ている時間に。
寝ている時間に家の中で警報音が鳴り響くと、急いで起きて懐中電灯を
照らしながら畑にすっ飛んでいきます。
暗闇の中を照らすと、シカが逃げていくのが見えます。
毎晩、出没する時間が違います。夜中の2時だったり3時だったりしますが、
警報音が鳴ると起きる習慣になってきました。
シカは1頭で来ることもあれば、4頭いることもあります。
懐中電灯の光と「こら~!!」という人間の声で逃げていきます。
まだ装置を設置して間もないですが、これを繰り返すことでこの畑は
危険だということを学習してくれることを期待しています。
シカとの戦いはまだまだ続く…。
2021年5月16日