耳の病気を患って1年、通院を続けていますが、なかなか完治には至らず
実家にも帰れずにいましたが、7月中旬に家族が手伝いにきてくれました。
年老いた両親は、多忙で手付かずだった庭の手入れをしてくれました。
たくさんのハーブとバラや四季折々の花が咲く、小さいけどとても気に
入っている場所です。
庭の隅に山積みにしてある土砂にもハーブが生えています。
荒れ放題だった庭も、だんだんきれいになっていきます。
弟は、連日まき用の木を玉切りにして、真っ黒になりながら巻き割りを
したり、廃材をきれいにカットして焚きつけ用に積み上げてくれました。
猫が大好きなので、毎回缶詰を大量に買ってきてくれます。
猫たちからは「缶詰おじさん」と慕われています(笑)
地震で、でこぼこになってしまった所も土を入れて平らになりました。
スイレンを植えたかったので、小さな池もできました。
ピンクのスイレンが次々と5つ咲きました。
越冬してまた来年も再来年も咲くといいんですけどね。
通路も作りました。
解体したとき、取っておいてもらった板がとても役に立っています。
手前の階段は梁を切って、階段にしました。
今年は、もう寒くなってきてお花のシーズンは終わりなので、来年もっと
きれいにしてたくさんの花を咲かせたいと思います。
2021年10月28日
長沼町にあるハイジ牧場に行きました。
我が家のヤギのハイジとアリスが生まれたところ、1年間育った故郷です。
うちから車で1時間くらいの場所にあります。
コロナ渦の平日、しかも閉演間近とあって、人影もまばらでした。
早く賑わいを取り戻せればいいなぁと思います。
入口を入るとすぐに、ミニSL「アルプス号」の停留所があったので、さっそく
乗り込みました。
偶然にも、うちのヤギ達を購入したとき、運搬車で運んでくれた方に
お会いしました。
とても元気に過ごしていることや、ハイジとアリスがとても仲が良いこと、
ハイジはすごく甘えん坊だという事をお話しすると、すごくうれしそうでした。
ミニSLは、坂道をゆっくりと登り展望台に到着。
平野が広がり、雄大な景色です。
黄色い電車の「クララ号」では、食事もできるようですよ。
写真を撮ったり、ベンチでゆっくり景色を楽しんだりして、のんびりとした
ひと時を過ごした後、クララ号の中にいる従業員の方に、アルプス号を
呼んでもらい、来た道とは違うルートで下のバス停まで戻りました。
坂道を下ってくると、途中にポニーがいました。
サラブレッドは、乗馬体験もできるようです。
急ぎ足だったので、体験は何もできなかったけど、牛の乳しぼり体験、
仔ヤギへの哺乳体験などもできるとパンフレットにかいてありました。
そして、一番楽しみにしていたやぎ舎のヤギさんたちとの面会!
アリスとハイジはここで育ったのです。
今年の2月にはたくさんいた仔ヤギたちは、それぞれ新しい飼い主さんのもとへ
巣立っていったのでしょう、数えるほどのヤギさんしかいませんでした。
近づくとこちらに寄ってきて、みんな人懐こい!!
個性的な面々です☺
ここで、ハイジとアリスをたくさんの仔ヤギの中から選ぶとき、2時間も
かけて選んだ事を思い出します。
今年生まれた仔ヤギたち。
背中に飛び乗っても、背中で遊んでも全然動じないおかあさんの大きな愛に
包まれてすくすくと育っているんですね。
ヤギは高いところが大好き。
体操の選手みたいに平均台を歩くのかなぁ…
うちの放牧地に作ったらアリスたちも遊ぶかな?
アニマルゾーンには、鳥舎、牛舎、豚舎などもありました。
動物はかわいい!心癒されたひと時でした。
2021年10月28日
白老町にある「ウポポイ」民族共生象微空間(ウアイヌコㇿコタン)に
行ってきました。
ウポポイはアイヌ語で、「(おおぜいで)歌うこと」を意味する言葉で、
ウアイヌコㇿコタンとは「尊敬しあう(共生)」を意味するのだそうです。
「こんにちは」は、「イランカラㇷ゚テ」と言うんですって。
入口から入ると、通路の塀に木の幹が描かれ、塀の上には枝葉が見えます。
ちょっと、ワクワクして、初めてのウポポイへの期待が高まります。
「わぁ、これがウポポイかぁ…」
通路を抜けた瞬間に、敷地の広さを感じます。国立アイヌ民族博物館が
目の前に見えます。
ポロト湖畔に広がる約10haの敷地に建っています。
入場券売り場の手前にあるお店でまずは、食事をしました。
アイヌ文化を源流とする食材に現代の調理技術を取り入れた創作料理の
お店です。
ペネイモやシカ肉のカツ、いなきびごはんなど、あまり普段食べない食材
などを食べることができます。
アイヌ民族博物館の窓からの景色です。
中は、撮影禁止なので写真はありませんが、生活習慣や歴史などを知ることが
できました。
体験交流ホールでは、アイヌの伝統舞踊を見ることが出来たり、短編映画
も上映されています。
アニメで、きれいな映像だったので、ストーリーも映像もとても印象に
残っています。
伝統的コタンは、生活空間を体験できるエリアで、アイヌの昔のチセ(家屋)
が再現されています。
コタン広場では、狩猟の実演(クマはもちろん平面の作りものです)など
見たり、お話を聞くことができました。
お天気も良く、湖畔を歩いたり、アイヌ文化に触れたり、学習したり
有意義な一日を過ごすことができました。
2021年10月28日
北海道開拓を支えた近代文化遺産「月形樺戸博物館」にも両親を連れて、
行きました。樺戸郡月形町という所にあります。
その月形町は、明治14年、国内で頻繁に発生した反逆事件により急増した
政治犯や重罪犯を収容する「樺戸集治監」の設置とともに空知管内最初の
村として誕生した歴史あるまちなのだそうです。
北海道内の開拓や主要道路を作ったり、北海道の開拓の礎を築いたのは
樺戸集治監に収容されていた囚人たちなのです。
明治14年に建てられた本庁舎は明治19年に火災で焼失し、再建され、それが
今に残る本庁舎なのだそうです。
「月形樺戸博物館」という名称に変更されたのは、平成8年で、樺戸集治監の
39年間の歩みが展示されています。
囚人たちは、厳冬の寒さにも耐え、逃亡を防ぐために足には鉄球を付けられ
監視されながら、道路の開削、橋梁工事、屯田兵屋の建設など、長時間に
及ぶ過酷な労働をしていたそうです。
ここにきて、知らなかった開拓の歴史を知ることができ、色々なことを
感じ取ることができました。
「すりへった階段」
鉄丸や鎖をつけた囚人の出入りですりへったという伝説が生まれるほど
有名な階段です。1世紀以上にわたり、多くの人の出入りによってすりへった
というのが事実ですが、月形町の歴史を語るもののひとつとなっています。
入り口にそう書いてあります。
館内には、縁のある著名人のパネルが飾られ、人物像などが書かれていて
大変勉強になりました。
存在すら知らなかった樺戸博物館でしたが、行ってよかったと思いました。
博物館の近くにある「囚人墓地」。
囚人120人が埋葬されている墓地です。
小さな墓石の裏には、亡くなった年齢が彫られていますが、若い人もいます。
何とも寂し気です。
月形町と言えば、メロンやスイカが特産品ということは知っていましたが
こんな歴史があることは知りませんでした。
何とも…(-_-;)。
2021年10月28日