2022年が始まりました。
今年こそ、穏やかで楽しい一年になるといいですね。
今年もよろしくお願いいたします。
昨年の暮れから、年が明けてもとにかく寒いです。
ここ数年、北海道の冬じゃないみたいに暖かかったので、今年もそうかなと
思い込んでいたのですが、期待は大きく裏切られ、寒い!寒い!とにかく
寒い日が続いています。
早朝は、墨絵のような景色です。
-20℃ですから、木の枝に付いた雪は凍っています。
ウッドデッキに張ったビニールシートには、雪の結晶がついています。
いろんな形や大きさがあって、とてもきれいです。
日中は日差しで溶けてしまうので、見られるのは朝だけです。
気温が低くて雪が少ないか、気温が高めで暖かいけど雪が多いか…
今まで二者択一のどっちかだったのに、今年はどっちもです。
連日気温が-20℃になるほど寒く、雪も降っています。
どっちかにしてほしい今年の冬です。
雪かきをしてもまた積もり、また雪かき…その繰り返しで、山積みになった
雪は、どんどん高くなっていきます。
雪かきが毎日の日課になっているので、自由になる時間が半分に
なってしまいます。
除雪車も大忙しなのでしょう。
家の前の道は、数えるほどの車しか通りませんが、除雪はこまめにやって
いるので、通行するのに困ることはありません。
トラクターがないので、手作業での雪かきです。
除雪機があればなぁ…と思いつつも、筋力トレーニングだと思って
やってます。
2022年1月4日
一昨年から、毎日畑に来ては農作物を食い荒らしたり、やりたい放題の
シカ達。
決まって夜から夜中に現れ、懐中電灯を持って追い払いに行くと猛ダッシュ
で逃走、暗闇で光る眼と逃げていく後ろ姿しか見たことがありませんでした。
近隣の道や畑ではよく見かけるのですが、敷地の中では見たことがありま
せんでした。
それが、ついに姿をはっきりと見ました。
6頭から7頭の群れです。
夕方、家の前を流れる小川を渡ったところにいたのです。
家の前の橋は震災で壊れ、撤去されてしまったので、ひとつ向こうの橋を
渡っていました。
人間の姿に気が付き、みんな慌てて山へ走っていきました。
シカは、道路を車が来るかどうかなど確認しないで横断するので、車と
ぶつかることがよくあるのです。
車の方が十分に注意しないと大変なことになります。
ここのところ、毎日雪が降りますが、新雪の上には必ず足跡がついています。
裏山から斜面を降り、道路を渡り、小川の水を飲みにくるのです。
-20℃になるような寒い毎日ですが、小川は凍っていないのです。
川岸も歩きやすくて、水分補給にはちょうどいい場所なのでしょう。
キタキツネの足跡もあります。
バードテーブルには、すずめがたくさん集まっています。
意外にも寒さに強いんですよ、雪に埋もれながら、おしゃべりに花を咲かせて
いるのですから…。シカの話でもしているのかな。
2022年1月7日
1月12日の朝、カーテンを開けると「え~~っ、何、この雪…」
大雪の予報はあったものの、厚真町は雪がたくさん降るところではないので、
外の景色を見て、もうびっくりです。
一晩で、50cm積もりました。
家の裏側の畑も真っ白。一面の雪でどこを見てもモノトーンです。
ハウスのビニールにもすごい雪が積もっています。
昨年の雪でつぶれてしまったハウスは、パイプを棒で支えているので、つぶれ
ずにすみましたが、相当な重さの雪は毎朝最初に落とします。
この日は、湿った雪でかなりの量だったので、ふたりで2時間もかかりました。
それから、本格的な雪かきの始まりです。
玄関前から家までの坂道を、せっせと雪かきのスコップ1本持って黙々と
雪かきです。
雪が降っても休んでいられません。
農家には、当たり前にトラクターがあるので、こんな大雪が降っても
ちょちょちょいと雪かきは終わってしまいますし、家庭用の除雪機を持っている
家では、スイスイと電動の力で簡単なのですが、うちではどちらも無いので
手作業でやるしかありません。
うちの車の通り道まで、雪かきが進まなかったので車も雪に埋もれています。
屋根にもどんどん雪が積もっていきます。
🐐ヤギ達の放牧地も雪で埋め尽くされ、外に出られません。
北海道に住んで、こんなに雪が降ったのは初めての事です。
結局、この日は雪かきも半分しかできず、翌日も雪かきの続きをやりました。
丸二日かけてやっと終わり、ほっとしたのも束の間、翌朝、また大量の
雪が積もっていました。
しかも、もっとすごい雪の多さで、気力がなくなる一日の始まりでした。
2022年1月23日
丸3日かかって、やっと雪かきが終わった開放感から、晩酌のビールが
美味しかったこと…
もう雪が降りませんように…と願いながら寝ましたが、朝カーテンを開けると
先日の大雪以上にまた雪が積もっています。
気力が無くなり、ため息がでます。
玄関前にはこんなに雪が積もっていて長靴も埋まるので、雪をスコップで
どかしながらじゃないと歩けません。
うわぁぁぁぁぁぁぁ😲
ハウスまで行く道も埋まっています。
そして、また湿った雪なので、雪かきも大変です。
外の薪ストーブも、水道もみんな雪に覆われてしまってどこにあるかわか
りません。
やっと雪がやんだら、青空に…。
一面の真っ白い雪がとてもきれいです。
5日目の雪かきで、やっと車を出すことが出来たので、買い物にも行くことが
できました。
屋根の上にもかなりの雪が積もっています。
デッキの屋根には、ゆるい傾斜がついているので雪が落ちそうですが
なかなか落ちてきません。
毎年、雪下ろし中に屋根から転落したり、落ちてきた雪に埋もれて亡くなる事故が
起き、何人もの人が亡くなります。
屋根の雪には気をつけなくてはいけないという認識はもっていたのに、実は
私もこの日、屋根の雪を落としている最中に、大量の雪が落ちてきて埋もれ、
死ぬかと思いました。
幸いにも顔が埋まらなかったので大事には至りませんでしたが、とても怖い思い
をしました。
屋根の端から雪を落としていて、自分の真正面の雪が落ちてきたら危険なので、
気を付けていたのに、雪の塊に刺激を与えたので、全体がひと塊で、ものすごい
スピードで、落ちてきました。
雪で足元は不安定だし、一瞬の出来事で逃げようがありませんでした。
一瞬で雪に埋もれてしまいました。
雪の恐ろしさを実感しました。それと認識の甘さを知ったので、屋根の雪には
特に気をつけなければと思いました。無理はしないことです。
2022年1月24日