野良猫「ちゃいろ」の物語

 

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2年前くらいから、うちの猫たちのごはんをこっそり食べに来ていた野良猫が

いました。いつもびくびくして、人間の顔を見るとさっと逃げていきます。

その当時は、うちには唯一のオス猫の「マルちゃん」がいました。よそ者が

くると果敢に戦いを挑んだりするのですが、どうも弱くてやられっぱなしでした。

この茶色い野良猫ともよくけんかをしていました。

もちろん、その時は、マルちゃんを守ってあげていましたので、茶色い猫を

追い払いましたが、こっそり納屋に住み着いて、ずっと敷地の中で暮らして

いました。

先住のマルちゃんと喧嘩さえしなければ、飼ってあげられるのに…と思いながらも

顔も体も傷だらけのマルちゃんを見ると、一緒には飼えないなぁと。

 

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マルちゃんと茶色い猫が、いがみ合っていたりすると、いつも飛んで行って

マルちゃんを守っていましたが、その様子を裏山で暮らしているキタキツネ

が畑に降りてきてじっといつも見ていました。

いつも私が「ちゃいろ~!!」と追い払っているのを見ていたので、キタキツネ

が茶色い猫が通ると、追いかけて追い払うようになりました。

以前、アライグマの捕獲用の箱罠に間違って入ってしまったとき、逃がしてあげた

ことがありまして、その恩義に報いるつもり

なのかな…!?

そんなマルちゃんも高齢だったので、昨年の夏に虹の橋を渡りました。

 

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その後、マルちゃんの後継として、茶色い猫をうちの子にしてあげることに

しました。

今まで冷たくされていたのに、急に優しくされても……と思っているかな。

名前もそのまま「ちゃいろ」

おじいちゃん猫だから、苦労して生きてきたんだろうなぁ。

これからは、うちで他のおばあちゃん猫たちとのんびり暮らしてね。

 

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ちゃいろを、優しく呼ぶようになったら、キツネが追いかけなくなりました。

キツネの近くを通っても、ただ見ているだけ。

キツネはよーく見ているなぁ…。

 

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近頃のちゃいろは、猫たちとはだんだん慣れてきて、ねこ部屋のペット

ヒーターの上でスヤスヤと寝ていたりします。

これからは、のんびり暮らしてね。

 

キクイモのパン

 

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背丈が2mを超える超えるくらい大きく成長したキクイモは、秋が深まり

霜が降りる頃、土の中から掘り出します。

収穫時期は、作る人によって様々ですが、うちではいつもこの時期です。

収穫したキクイモは、掘り上げたままにしておくと、しなっと柔らかく

なってしまうので、食べる分を残して、春まで土の中で保存しておきます。

今年の冬は、暖かい日もあったのですが、とてもいい保存状態でした。

 

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越冬キクイモは、甘くておいしい!!

うちのキクイモを毎年とても楽しみにしてくれている町内のパン屋さんが、

今年もキクイモのパンを焼いてくれました。

ドライにしたキクイモがとても美味しく、お客さんにも好評だったそうです。

私も毎年、このパンを食べるのが楽しみなんです。

 

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キクイモは、最近少し知名度を上げ、道の駅などでもお茶や、チップスが

高値で売られています。ちょっと高すぎやしませんか…と思ったりもします。

うちでは、油で揚げてポテトチップスのように食べたり、オーブンでロースト

したり、きんぴらにしたり、色々食べています。

キクイモは、ツルンとしたものから、ごつごつのものまで大きかったり、

小さかったり形も様々なので、調理する際にカットした部分はドライにして

ヤギたちのおやつにあげています(右側のかごに入った「なにこれ?」っていう

見た目のもの)

これが、またヤギ達が大好きなんです。

 

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ヤギ達も好物だけど、鹿もキクイモが好きらしいです。

収穫作業をしていると、鹿が夜間か早朝に来て、土の中に残っていた

キクイモを掘りだして食べたりするので、とても困ります。

冬は畑が雪に覆われていますが、春になり、土の凍っているところが溶け

だすと、鹿が畑を掘りまくり、土の中に残っているキクイモを食べています。

でも、全部をきれいに食べきるわけじゃないんです。

ちょこっ、ちょこっとつまみ食いのように食べていくのが腹立たしいです。

 

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秋には、こんなきれいな花を咲かせます。

花が菊、根が芋に似ていることがキクイモという名前の由来だそうです。

なかなか、美味しさが伝わらないのですが、うちではずっと作り続けています。

いつか、注目の野菜になることを夢見て、今年もまた作り続けていこうと

思います。ガンバろうっと!☺