ディマシオ美術館に行く!

 

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ゴールデンウィークも終わり、畑仕事も日毎に忙しくなってきました。

農家にとっては、この長~いお休みは、ハウスの中の作物の管理などもあり、

ゆっくりとどこかに・・・なんてちょっと無理なんですよね。

でも、少しだけ連休を楽しみたい・・・。

という訳で、近場で、まだ行ったことがなく、気になっている所に行ってみることに

しました。遠出はできなかったけど、近くでけっこう楽しいひと時を過ごすこと

が出来たと思います。

まずは、馬産地の新冠町にある「太陽の森 ディマシオ美術館」に行きました。

 

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そこは、山奥の小さな里の美術館です。

本当に山奥なんですよ。何もない山道を20km以上走ったところにぽつんと建っています。

この美術館は、小学校だった校舎を改修して作られたのだそうです。

かつての小学校の運動場だったところは、彫刻庭園になっています。

「あ~、びっくりしたぁ!!」

入口前のベンチに誰かが寝ています。

よく見ると、彫刻です。人が寝ているのかと思いました。

 

 

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高さ9m、幅27m、世界最大の油彩画を展示してあります。

天井と床と壁面を囲む奥行3.5mの鏡張りが完成したことにより、ディマジオによる

1万年後の世界を2万年後の未来から追走した初めての「無限の世界」、人と宇宙と

自然が一体となれる空間が現実した。‥‥とパンフレットに書いてありました。

圧巻の油彩画です。

 

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一日に数回、この油彩画で、光と音の演出プログラム「宇宙の謎、神秘の美しさ

光の不思議に迫る」が行われています。

 

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館内には、ヨーロッパ幻想絵画の鬼才、ジェラール・ディマシオ氏の幻想絵画が多数展示されています。

ディマシオ氏の作品には、陶器か、壁の破片が飛んでいるように描かれている事が

あるようですが、それは他にあまり類がなく、こうした浮遊物体は、作品の構図に

バランスと方向性を与えているのだそうです。

本当に、立体的に見えます。不思議ですね。

それから、画面のサイズが大きいこと、作品の題名がないことも特徴と言えるのでしょう。

 

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理解するのは、少し難しかったけど、山道を走り続けて、来て良かったと思いました。

ゆっくりと、穏やかに過ごす事ができました。