動物病院
クリスは、脊髄に腫瘍があり、手足に麻痺の障害があります。目は先天性の
白内障で7歳の時には、もうほとんど見えなくなってしまいました。左目は
光を感じる程度なのですが、家の中ではまるで目が見えるかのように、物に
ぶつかったりする事はありません。
2009年の冬に、突然背中の痛みを訴え、体に触れることもできなくなりました。
痛そうに鳴く姿を見ているのも辛く、酪農学園大学の動物病院でMRIを撮った
り、北海道大学付属の動物病院でもCTやMRIを撮ったりしましたが、原因が
わからず、最後に北海道手稲区にある動物病院の先生に診察してもらいました。
そこでCTを撮ってもらった時、ようやく首のあたりの脊髄に腫瘍があることが
わかったのです。頚椎にある腫瘍は、取り除く手術をすると、神経にダメージを
与え四肢が麻痺してしまうということで、投薬治療を進めていくことにしました。
今は、免疫抑制剤、ステロイド剤を飲むことで、何とか歩くことが出来ています。
2週間に1回、札幌の病院に行ってお薬をもらってきます。
動物病院の先生は、とてもよく診てくれます。看護師さんもみんな優しいんです。
でも、クリスはずっと通っているのに、未だに診察を怖がって、待合室で待って
いるときブルブル震えたりしています。
診察室からワンちゃんの鳴き声がしようものなら、耳をピンと張ってドアの方を
じっと見て様子を伺っています。
診察室では、足の動きをみるのに、ころんと横にされたり、ひざをトントンと叩
かれたり、そんな程度で、特に怖いことはされないのですが、かなり緊張して
しんみょうな様子です。
診察が終わってまた待合室に戻り、会計を待っている間は、「終わった~!」
という開放感で別人のようです。とてもリラックスして、赤ちゃんみたいに
抱っこされて寝ちゃうんんですよ。
この先もずっと、病院には慣れないのかなぁ・・・。
2013年2月20日