自宅の公費解体
6月下旬、公費解体が始まり、2週間で自宅と納屋がきれいさっぱりなくなりました。
18年前に、離農した古い家と畑を買い、自分たちの手でリフォームした思い出の
たくさん詰まった家でした。すきま風で、冬は辛かっらのですがそれ以外は
快適でしたから、残念ですね…。
解体開始日まで、荷物の運び出しに追われました。
やり始めたときは、楽勝だと思っていたら、いつまでたっても終わらない…。
自宅の荷物の運び出し、新しい納屋を作って、古い納屋の荷物を移す、ユキチャン
の新居を作る。短期間にみんな同時にやらなくてはいけなくて、本当に大変でした。
だいぶ家の中も物がなくなったところで、写真もたくさん撮りました。
ここは、リビング。大きな窓の前にはヤギのユキチャンがいました。
リフォームした時に、天井を落としたら立派な梁(はり)が出てきたので、時間を
かけて磨きました。とても気に入っていました。
右はリビング、真ん中は玄関、左側は和室です。
玄関にはタイルを貼り、ドアも自分で作りました。
この辺の陥没がひどく、一番傾きが激しかったところです。
リビングの隣はカウンターで仕切られたキッチン。
壊れてしまった食器棚や、冷蔵庫など大きなものの運び出しや荷物の
処分などは、ボランティアさんに手伝っていただいたので助かりました。
仕事場だった和室。
ここは、基礎の破損がひどく、床下の束石(つかいし)が倒れていて、
愛犬むぎちゃんが走っただけでも、部屋が揺れました。
床にも大きな隙間が出来ていました。冬、寒かった訳です。
和室の前に作ったサンルーム。
冬は、日差しがとても温かく、とても好きな場所でした。
2階は、レトロな雰囲気で眺めがよかったのです。
窓が落ちそうになって、危険ではありましたけど。
2階のもうひと部屋。
荷物をどけると、壁と床にすごい隙間が出来ていました。
そういったひとつひとつの隙間やひび割れなどを見ると、やっぱりこの家には
そう長い時間は住めなかったのかな…とあきらめもつきます。
ユニットバス。余り物を格安で買えたので、広いんです。
ユニットバスの業者さんに図面をもらい、このお風呂が入れられるように、
コンクリートを壊し、基礎部分を作り、苦労して設置したことを思い出します。
そして最後に…階段を支えてくれた柱の隣の支柱。
ボランティアさんにつけてもらったお陰で、この家に、最後の最後まで住んでいら
れました。感謝の気持ちがいっぱい詰まっています。
解体は、自宅の窓や建具などを取り外したあと、納屋を解体し、今度は重機で
自宅を解体しました。
長いようであっという間の2週間でした。
2019年7月17日