あの日から1年
7日(土曜日)、厚真町総合福祉センターにおいて、「令和元年 北海道胆振東部地震
厚真町追悼式」に参列してきました。
真っ白なお花で飾られたステージ上の祭壇に、参列した人達は様々な思いを抱いて
いたと思います。
献花の際、私も日頃感じないような大きな悲しみがこみあげてきました。
あれから1年がたちました。
ちょうど1年前のこの日…と思うと朝から色々な事をずっと思い出していました。
激動の1年間でしたから。
両親にも「よく頑張ったね…」なんて言われたりすると、頑張ってきたのかな・・・
とも思いますし…
でも、それは周りの人たちの励ましや応援があったからこそ、へこたれずにやって
こられたのです。
こんなにたくさん優しくて温かい人がいてくれたこと、改めて感じましたし、感謝の
気持ちは忘れられません。
ボランティアの方にも、仮設のトレーラーハウスに引っ越してからも、つい先日まで
本当にたくさん手を貸していただきました。
その後も、気にかけてくれて様子を見に来てくれたり、近くまできたからと、ご家族で
寄ってくれたりして、とても嬉しい事もたくさんありました。
世の中でよく言われる「元気をもらいました」という言葉・・・今まで実感として感じた事が
ありませんでしたが、これが元気をもらうということなのだと初めて実感しました。
ほんの何秒かの大地震で、家、納屋、家財道具、電化製品、大切にしていた陶器の器、
本当にたくさんの物が一瞬で無くなりましたが、1年かけて、復旧しました。
これから先の1年は、復興です。
家を建て、また1から庭の配置や動物たちのおうちの移転、陥没した庭の草花の再生、
何年かかるかわかりませんが、この土地を離れずにいられることは幸せなことです。
犠牲になられた方が多かった地域の方とお話すると、今でも土砂崩れや壊れてしまった
家屋の映像をテレビで見たりするのが辛いと言っていました。ましてや、身近な方が亡くなら
れた方の悲しみはとても深いのです。
その悲しみは、みんなが忘れてはいけないと思います。
また明日から、ゴールに向かって走り続けていこうと思います。
ふと、庭の木を見ると紅葉が始まって、葉が赤く色づいてきています。
秋になると、急に日が短くなり、朝晩気温が下がるようになり、冬の背中が見えているようです。
急がなければ・・・・!!
2019年9月9日