🏠北茨城の旅・後編
北茨城市漁業歴史資料館「よー そろー」に寄りました。
館内には、常陸大津の御船祭で実際に使われる祭事船が展示してあります。
御船祭というのは、北茨城市大津町にある神社の春の例大祭で、海上の
安全と大漁うを祈願し、5年に1度行われるお祭りで、多くの人が見に来る
のだそうです。施設の方のガイドで、多くのことを知ることができてよかった
です。
館内には、茨城でとれる魚の展示や、クイズ形式で勉強できるコーナー、
ミニシアターなどがあり、予定していた時間を超過するほど、見ごたえが
ありました。
震災メモリアル
2011年3月11日に発生した東日本大震災における被害と復興を記憶に残す
映像シアターが中央にあります。
当時の様子を知り、茨城県でもこんなに大きな被害があったことを改めて
知ることができました。
そして津波の恐ろしさを痛感しました。
津波の映像を見たとき、自分も震災で家を無くしたからこそ、その当時とは
また違った感情がわいてきました。
状況は違っても、大切なものを突如失った悲しみは私たちも同じだと思います。
写真や年表での説明などあり、インタビュー動画なども見ることが
できました。
この建物も津波の被害を受け、1階は人の背丈以上も浸水したそうですが
今はすっかり、復興し、どこを見ても、津波の被害の爪痕は残っていない
ように見えました。
震災が風化して忘れられてしまわないように、こういった場所があるのは
とてもいいことだと思いました。
近くに市場がありましたが、ほとんどのお店がまたまた休業…
でも、大津漁協直営市場食堂に寄り、アンコウの唐揚げ丼を食べました。
今はアンコウのおいしい時期のようです。
次に寄ったのは、笠間稲荷神社です。
日本三大稲荷のひとつです。埼玉県に住んでいるときに、行こうと思えば
すぐに行けたのに行ってないところは意外とたくさんあり、今になって
毎年、行きたいところを少しずつ回っているんです。笠間稲荷神社も、
その一つなんです。
由緒を読むと、生命の根源を司る命の根の神として、農業、工業、商業、水産業など
あらゆる殖産興業の守護神として人々の生活すべてに御神徳を授けてくださる
神様なのだと書いてあります。
境内には、国歌「君が代」にうたわれている「さざれ石」を見ることがで
きました。
さざれ石とは、もともと小さな石の意味ですが、長い年月をかけて一つの大きな
岩の塊に変化した石炭質角礫岩のことを言うのだそうです。
長い時間の流れを感じます。
念願の笠間稲荷でお参りした後は、笠間稲荷門前通り商店街へ。
この日は、雨…しかも夕方だったので、ほとんど人が歩いていませんでした。
笠間名物元祖胡桃饅頭、いなり寿司、そばいなりなど絶品!
ずらっとお店が並んでいて、おいしいものがいっぱいありましたぁ((´∀`))
2020年2月1日