🥔シカとの戦い
畑には、毎日シカの新しい足跡がついています。
ジャガイモの小さな芽が出ている以外は、まだ何もないのに、毎晩
変化はないか、何か植えていないかチェックに来るようです。
今年、初めてマルチを敷いて、イチゴの苗を植えました。
シカはイチゴまでは食べないだろうと思っていたら…考えが甘かった(-_-;)
翌朝には、葉はみんな食べられていました。
上の畑に続く坂道から、畑に入ってくるところは、斜面がどんどん
崩れていきます。
昨年と同じように、今年もまたジャガイモの芽が出たところを種芋
ごと抜かれました。
食べるわけでもないのに、意地悪なことをするんですよ。
朝、畑を見に行くとあちこちに無残に転がっている種芋…
「やられた…」そんな言葉しかでてきません。
これは、シカにけんかを売られているようなもの。
やられっぱなしで黙って見ている訳にもいきません。
戦わなければ……!!
夫のもうひとつの仕事は、システムエンジニア。ソフトウェアも
ハードウェアも設計して、製造します。
害獣駆除の装置も作っていますので、シカが畑に降りてくる場所に
センサーを付け、シカを検知したら家の中のスピーカーから警報音が
聞こえるシステムを作りました。
シカは夜やってきます。しかも人間が寝ている時間に。
寝ている時間に家の中で警報音が鳴り響くと、急いで起きて懐中電灯を
照らしながら畑にすっ飛んでいきます。
暗闇の中を照らすと、シカが逃げていくのが見えます。
毎晩、出没する時間が違います。夜中の2時だったり3時だったりしますが、
警報音が鳴ると起きる習慣になってきました。
シカは1頭で来ることもあれば、4頭いることもあります。
懐中電灯の光と「こら~!!」という人間の声で逃げていきます。
まだ装置を設置して間もないですが、これを繰り返すことでこの畑は
危険だということを学習してくれることを期待しています。
シカとの戦いはまだまだ続く…。
2021年5月16日