🐾保護猫「碧」

 

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昨年10月7日、友人からのSOS。

友人の家は、町内でもかなり山の奥の方です。

何でも3日前に、誰かが紙袋から仔猫を出して捨てていったと言うのです。

納屋の中や家の周りを歩き回る仔猫に、友人がごはんや牛乳をあげていた

そうです。

仔猫は、人がいなくなってからガツガツと食べていたらしく、近づくと

逃げてしまうし、アライグマやキタキツネがウロウロしているので、

食べられてしまいそうで心配で心配で困っているとの事でした。

 

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連絡を受けてから急いで、捕獲用のはこ罠(わな)と、ごはんを持って友人の

家に向かいました。

仔猫は、怯えたように物陰に隠れながら、こっちを見ています。

長期戦も覚悟していたのですが、幸運にも仕掛けたケージにすんなりと入ってくれて

無事に保護することができました。

生後1か月くらいの小さな体です。

知らない場所に置いていかれて、さぞ不安だったことでしょう😢

しかも、そこは山奥の方で、もう少し先に行くと突き当りですから、通り抜けする

道でもないし、知っている人しか通らない道なので、誰かがわざわざ捨てに

行ったとしか思えないのです。

 

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保護することが出来たら、うちで飼おうと決めて向かいました。

捕まえた時も、ケージに入れて連れて帰ってくる車の中でも、とてもきつい

顔をして鳴き続けていました。

また今度はどこに連れていかれるのか不安が増すばかりだったと思います。

 

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家に連れ帰ってから、おばあちゃん猫たちと一緒に過ごせたら…と試みたの

ですが、みんな知らん顔(-_-;)

ちょっと意外…いきなり現れた赤ちゃんの世話はしてくれないのかぁ…

結局そんなことで、2階のねこの部屋に住むことになりました。

日ごとにここの環境にも慣れてきて、キャットタワーのお気に入りの場所も

できました。

顔つきも穏やかになり、とても男の子です。

 

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毎日、私とおもちゃで遊ぶのも日課になりました。

2か月が過ぎ、おうちからでて、2階を走り回ったり、遊んだりするように

なりました。

元気いっぱいです。

 

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2階をくまなくチェックして満足すると、上から下の様子を見ています。

細い梁(はり)の上もスイスイ歩くので、初めての室内猫に慣れていない

私としては、はらはらドキドキ、落ちたりしないかと気が気ではありません。

碧は、キャットウォークだと思っているらしいです。

 

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愛犬むぎと一緒に暮らせればいいなと思って、何度もトライしたのですが、

むぎが興奮状態で噛みつきそうになり、やっぱり一緒は無理かとあきらめて

いました。

でも碧は、どうしても1階に降りてこようとするので、思い切って好きなように

させて様子をみていました。

毎日、階段の降りる距離を延ばし、ついには1階へ…。

まず、階段と洗面所の往復、むぎの様子を伺いながらですが、少しづつ少しづつ

距離を縮めてきます。

そして、10日くらいするとついにリビングのソファーに…。

でも最初の頃と違って、愛犬むぎは、見ているだけです。

この先も決して仲良しにはならないだろうと思いますが、お互いに気にしないで

一緒に過ごせるようになりました。

碧はまだまだ子供だから、遊んでほしくてじゃれたりすると、うるさがられ

怒られたり、ちょっとした小競り合いは時々ありますが、仲裁に入るほどでは

ありません。

ソファーに座ると右側には犬、左側には猫…猫部屋を覗くと猫たちがみんな

気持ちよさそうに寝ています。ちょっと幸せ☺☻

 

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マンチカンの伊藤碧です。

どうぞ、よろしくお願いします!