キクイモのパン

 

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背丈が2mを超える超えるくらい大きく成長したキクイモは、秋が深まり

霜が降りる頃、土の中から掘り出します。

収穫時期は、作る人によって様々ですが、うちではいつもこの時期です。

収穫したキクイモは、掘り上げたままにしておくと、しなっと柔らかく

なってしまうので、食べる分を残して、春まで土の中で保存しておきます。

今年の冬は、暖かい日もあったのですが、とてもいい保存状態でした。

 

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越冬キクイモは、甘くておいしい!!

うちのキクイモを毎年とても楽しみにしてくれている町内のパン屋さんが、

今年もキクイモのパンを焼いてくれました。

ドライにしたキクイモがとても美味しく、お客さんにも好評だったそうです。

私も毎年、このパンを食べるのが楽しみなんです。

 

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キクイモは、最近少し知名度を上げ、道の駅などでもお茶や、チップスが

高値で売られています。ちょっと高すぎやしませんか…と思ったりもします。

うちでは、油で揚げてポテトチップスのように食べたり、オーブンでロースト

したり、きんぴらにしたり、色々食べています。

キクイモは、ツルンとしたものから、ごつごつのものまで大きかったり、

小さかったり形も様々なので、調理する際にカットした部分はドライにして

ヤギたちのおやつにあげています(右側のかごに入った「なにこれ?」っていう

見た目のもの)

これが、またヤギ達が大好きなんです。

 

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ヤギ達も好物だけど、鹿もキクイモが好きらしいです。

収穫作業をしていると、鹿が夜間か早朝に来て、土の中に残っていた

キクイモを掘りだして食べたりするので、とても困ります。

冬は畑が雪に覆われていますが、春になり、土の凍っているところが溶け

だすと、鹿が畑を掘りまくり、土の中に残っているキクイモを食べています。

でも、全部をきれいに食べきるわけじゃないんです。

ちょこっ、ちょこっとつまみ食いのように食べていくのが腹立たしいです。

 

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秋には、こんなきれいな花を咲かせます。

花が菊、根が芋に似ていることがキクイモという名前の由来だそうです。

なかなか、美味しさが伝わらないのですが、うちではずっと作り続けています。

いつか、注目の野菜になることを夢見て、今年もまた作り続けていこうと

思います。ガンバろうっと!☺