圧巻の鰊(ニシン)番屋とうに丼
国指定重要文化財
小平町には現存するものでは最大の規模を誇るニシン番屋があります。
昭和46年に重要文化財の指定と共に小平町が買収し、解体、修復したものです。
明治から大正にかけて北海道西海岸のニシン漁が全盛を極めていたことはよく話に聞きます。
しかしもうそんな昔のことは歴史的事実であって、戦後生まれの私たちにはそれがどれほどの
ものであったかは想像の範囲外なのです。
しかし、この鰊番屋を訪れるとそのもの凄さを実感することができます。
まずはその外観の大きさに驚かされます。
私が建物に詳しいわけではありませんが、歴史的建築物で大きいものと言えば、洋館であったり、
お城のようなものであったり、神社仏閣であったり、素人が知っているものはそんなものでしょうか。
この鰊番屋は今までに見てきた建物とはまったく違うジャンルの建築物です。
素人ながら、この建物をどんな大工が作ったんだろう、どんな構造で作られているんだろうと、
とても興味が湧いてきます。
中に入ると、ほとんど間仕切りのようなものがなくオープンな空間が広がります。
その広さと共に、構造が圧巻です。
地元「大椴」の山から切り出した木を挽いて製材した木材を使い、大きな木割りで構成された
構造は何故か魅力的です。実は伊藤家の自宅や納屋もこのような木材が使われていて、とても
気に入っています。
奇をてらわず、作業のための合理性と、日本海から吹き付ける風雪にも耐える頑丈さを最優先
して建てられた構造に、大いなる機能美を感じます。
この番屋は、明治後期に素封家、花田伝作によって建てられたもので、18ヶ統の鰊定置網
を経営する道内屈指の鰊漁家だったとのことです。
その本拠として機能していたこの番屋には、大工、鍛冶職人、屋根職人等、総勢200人前後の
人を収容していたそうです。
入口を入ると奥まで土間が通っています。北側に親方の居住スペース、南側に漁夫の生活部分、
中二階に漁夫の寝台を設けた三段構造になっていて、作業に適した合理性が追求されています。
「帳場」には自由に着て記念写真を撮るように半てんもありましたが、そこまではちょっと
恥ずかしかったので、少しだけ帳場に座って見ました。
「軽食・喫茶・ココカピウ」のうに丼」
鰊番屋から更に北上して、一気に苫前町まで走りました。
とままえホワイトビーチという綺麗に管理された海水浴場があります。家族連れでけっこうな賑わいでした。
ビーチに隣接した国道沿いに「軽食喫茶・ココカピウ」というお店があります。
ここの看板メニューはウニ丼で、何故か今回のドライブの目的はこのお店でウニ丼を食べることなのでした。
目的というよりはここが地理的に一番遠かったというのが正解かもしれません。
ウニ丼に使われるウニはこのお店のご主人が獲ってきた生うにを使っているのだとか。
お店に入ってみると、むらさきウニのウニ丼とばふんウニのウニ丼の2種類がメニューにあってびっくりです。
せっかくここまで来たのだから、500円の違いならばということで、ばふんウニを注文しました。
この量でこの値段は安いですし、何よりもとても美味しくて満足しました。こんなにおいしいウニ丼を
食べたのは初めてです。
こんなにうまいのなら、ここを目的にドライブと書いてもおかしくありません。
日本一の夕陽
オロロン街道は日本海に面しているので、美しい夕陽のスポットがたくさんあります。
鰊番屋の海沿いの駐車場に車を停め、夕陽が沈むのを待ちました。
このアーチは夕日の写真を撮るために用意されたもののようです。
日没少し前からこの場所でじっと待っていたのですが、直前になって水平線上に雲が表れたため、
お見事というほどの夕陽にはなりませんでした。
どうして水平線って雲がかかり易いのでしょうね。残念でした。