今市 報徳二宮神社

 

今市報徳二宮神社1

今年の元旦は、家族で栃木県の鬼怒川温泉に行ってきました。

お正月だけあって、ホテルは満室でしたが、ゆっくりと温泉につかり、ほんの少しのんびりと

した時間を過ごしました。

帰り道に、今市報徳二宮神社に初詣に行ってきました。

この報徳二宮神社は、学問、経営(商売繁盛)の神様と言われた二宮尊徳(金次郎)が祭られて

います。

 

今市報徳二宮神社2

二宮尊徳は、江戸時代の実践的農政家で、1787年相模国(今の小田原市)の豊かな農家に

生まれるも、幼少期に家が没落し、両親とも死別し、兄弟はばらばらに親戚の家に預けら

れました。一家を再興するために一生懸命働きながら、勉強し、創意工夫をしてお金を貯め

田畑を少しづつ買い戻していきました。

24歳までに家を再興させた金次郎はその体験を生かし、小田原藩家老の財政再建を手がけ

5年で成功させました。その後、小田原藩桜町領(栃木県二宮町)復興をはじめ、全国600

以上の村や藩の復興や財政再建を手がけたそうです。

二宮尊徳の考え方や方法は、報徳仕報と呼ばれ、豊田佐吉や松下幸之助、御木本幸吉といった

明治大正の政治経済に携わる人々の精神的支柱となり、人々に大きな影響を与えたのだそうです。

 

今市報徳二宮神社3

薪(まき)をかついで、本を読んでいる姿の少年金次郎の像。

財政復興、農林復興の指導者として、尊徳と名のるようになったそうです。

 

今市報徳二宮神社4

お参りが終わって、少しすると巫女さんが舞を披露し、みんなで見上げて見ていると、

周りにはどんどん人が集まってきました。舞のあと、巫女さんが何かをまくそうなので

何気なく人の輪に入って立っていると、上からいろいろな物がまかれました。

大当たりは、熊手の引換券だそうですが、そんな商品がまかれるなんてびっくりです。

運がまったくないので、期待していませんでした。でも、私の前にポトンと軍手が1双おち

てきました。隣の人が落としたのかと思ったら、巫女さんがまいたものでした。

少しするとまた、ポトンと何か落ちてきました。今度は、マジックナイフです。

おもちゃのナイフで刺すと刃が引っ込む、おもちゃのナイフです。

何か、変な取合せですが、これも縁起物なのでしょうか・・・大笑いでした。

 

ゆば料理のお店

この辺を走っていると、たまり漬け、ゆば料理の看板が、よく目に付きます。

何度も見ているうちに、明日の昼食はゆば料理にしようと、家族の意見が見事に一致し

ました。

ゆば料理

そして、ゆば懐石です。

ゆばの豆乳鍋あり、お刺身あり、煮物ありと、ゆばを堪能し、家路につきました。

尊徳神社で、豊作をお願いしてきました。

今年は、いい年になるといいです。